利尿薬
食塩の成分であるナトリウムと水分の排泄を促し、体内の循環血液量を減らすことにより血圧を下げます。(たとえば、ラシックス錠、ルプラック錠、アルダクトンA錠、フルイトラン錠等)
交感神経抑制薬
自律神経のひとつである交感神経の緊張を解いて、血圧を下げます。
心臓の収縮力を低下させ、心拍数を減少させる「β遮断薬」、血管を広げることにより血圧を下げる「α遮断薬」、両方の作用を持つ薬などがあります。(テノーミン錠、ケルロング錠、カルデナリン錠、ワイテンス錠等)
カルシウム拮抗薬
血管壁の細胞内にカルシウムイオンが流入すると血管が収縮して血圧が上がります。この薬は細胞膜に作用してカルシウムイオンの流入を抑え、血管を拡張することにより血圧を下げます。(アダラートCR錠、コニール錠、アムロジン錠、ムノバール錠等)
アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)
血管を収縮させて血圧を上げる作用のある「アンジオテンシン2」を生産する酵素の働きを抑えて血圧を下げます。(レニベース錠、タナトリル錠、コバシル錠、エースコール錠)
アンジオテンシン2受容体拮抗薬(ARB)
「アンジオテンシン2」の働きを抑えることにより血圧を下げます。(ニューロタン錠、ブロブレス錠、ディオパン錠、オルメテック錠等)
血糖を下げるお薬は作用によって大きく3つに分けられます。
インスリンの出をよくするお薬
アマリール錠、オイグルコン錠等
インスリンの働きをよくするお薬
アクトス錠、メルビン錠等
食後の糖の吸収を遅らせて、食後の血糖の上昇を抑えるお薬
ベイスン錠、グルコバイ錠等
いろいろな種類のお薬があります。
食事療法や運動療法を行っても血糖値が目標まで下がらない場合、薬物療法を行います。
血糖をコントロールすることで合併症の発症や進展を防ぐことができます。何れの治療方法においても中断しないことが大切です。
食事療法
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